レポート

2011.05.17 インゴ・ギュンター氏来日。被災地へ

参加アーティストのインゴ・ギュンター氏が渡辺代表と、被災者でもありボランティアスタッフの佐藤晃さんと共に、陸前高田へ。地震当日はお台場にいたインゴさんは、今回の地震に関して深い想いを持つアーティストのひとり。今回の企画展の原動力となるキーパーソンでもあります。そして、佐藤晃さんは被災地出身で、今回の震災でご母堂様を亡くされています。被災者である自分がこのプロジェクトに関わることで、被災地のリアルな現状を、世界に向けて発信したいという思いで、このプロジェクトに参加してくれています。

今回の視察は、インゴさんご自身も熱望されて実現したこと。被災地の現状に衝撃を受けつつも、改めてアーティストである自分に何ができるのか、と問いかけたそうです。また、被災地出身でご母堂様を亡くされた佐藤晃さんとの出会い・対話は、今回の出品作品に大きな影響を与えたようだ、と渡辺代表。インゴさんの復興への願いと、現地で感じた思いがひとつの作品になることに、大きな期待がかかります。

過去に東北の松並木を見て感動した経験を持つインゴさん。この旅の終わりに、松の苗木を5本、植樹してきたそうです。